EAを設置したのに注文が出ない場合、原因は設定・稼働環境・口座条件のいずれかにあることが多くあります。ここでは切り分けの手順を整理します。

1. 自動売買が有効になっているか

最初に確認するのは、プラットフォーム側の設定です。

  • ツールバーの自動売買(AutoTrading)が有効になっているか
  • チャート右上のアイコンが稼働中の表示になっているか
  • EAのプロパティで自動売買の許可がオンになっているか

2. チャートの設定が合っているか

確認項目内容
通貨ペアEAが想定する通貨ペアか
時間足指定された時間足で稼働しているか
銘柄名の表記業者によって末尾に記号が付く場合がある
稼働時間時間帯を限定する設定になっていないか

銘柄名の表記が異なると、EAが対象を認識できない場合があります。

3. 資金と証拠金の状態

必要証拠金が不足していると、注文は拒否されます。

  • 口座残高と有効証拠金
  • 証拠金維持率
  • 設定したロット数が最小取引単位を下回っていないか

ロット数の設定ミスに注意

1ロットの意味は業者ごとに異なります。想定より大きい数量になっていないか、稼働前に必ず確認してください。

4. ログを確認する

プラットフォームのログには、注文が拒否された理由が記録されます。

  • エキスパートタブ:EAの動作ログ
  • 操作履歴(ジャーナル)タブ:接続や注文送信の記録

エラーコードが表示されている場合は、その内容から原因を特定できます。

5. 稼働環境を確認する

  • PCがスリープ状態になっていないか
  • VPSが停止していないか
  • 取引サーバーとの接続が維持されているか
  • プラットフォームの更新後に設定が初期化されていないか

変更点を1つずつ戻す

直前に変更した設定があれば、1つずつ戻して確認すると原因を特定しやすくなります。

それでも解決しない場合

配布元のマニュアルや、利用している業者のサポートに確認します。問い合わせの際は、プラットフォームの種類、EAの設定値、ログのエラー内容を伝えるとやり取りが早く進みます。

まとめ

EAが動かない場合は、自動売買の設定、チャートの条件、資金の状態、ログ、稼働環境の順に確認します。原因を切り分けてから対処することが解決への近道です。